難しい相続手続き一切をお任せしたい（遺産承継業務）

事例の概要

亡くなった父の遺産は不動産（住宅）と預貯金、法定相続人はご相談者のAさん、その姉Bさん、同弟Cさん（AさんBさんは県外在住）、ほかに疎遠状態の異母兄弟が４人（うち１人が亡くなっていて数次相続人がさらに４人）の計１０人（異母兄弟のうち３人は県外在住）。

今回ご相談の意図は、遺産である不動産を売却・換価し、預貯金と共に法定相続人で金銭を分けたい（換価分割）。
法定相続人の調査、疎遠相続人の中で連絡先がわからない方との連絡調整、前記遺産分割案（換価分割）及び各種相続手続きの説明や確認、相続税など税金面も含めた煩雑な相続手続き一切を専門家の方でスムーズに進めてほしいとのこと。

そのほか、仏壇・位牌（沖縄の祭祀：トートーメー）の承継及び管理についても遺産分割協議と併せて異母兄弟に対してAさん、Bさん、Cさん側の諸事情など想いを説明しながら話し合いたい。

沖縄相続遺言相談所からの提案・お手伝い

・当事務所で必要な戸籍等を一括して収集、法定相続人の調査・確定
・亡父名義の遺産で把握している不動産と預貯金以外に漏れがないか、関係機関へ名寄せ台帳等の遺産調査
・亡父に借金等の負債がないか調査（銀行系、クレジット系、サラ金系の各機関への調査）
・疎遠状態の相続人に対する連絡通知、詳細の説明及び調整、遺産承継業務の受任
・遺産分割協議書等の作成及び相続人全員から署名押印（県外の方も当事務所にて郵送等で対応）
・税金面については提携している税理士を紹介（連携とってトータルサポート）
・不動産売却、預貯金解約、相続登記、最終的に換価した金銭を当事務所から各相続人へ送金分配して完了

トラブル解決

前記の提案どおり、司法書士の職権で疎遠相続人の調査及びファーストコンタクトをとり、ご依頼者のご要望する遺産分割協議案及び相続手続きの説明、各相続人の了承を得たうえで不動産登記手続きを含む遺産承継業務（不動産売却、預貯金解約、相続人へ金銭分配、ほか）を受任して遂行しました。

なお、本事案では異母兄弟側と仏壇・位牌（沖縄の祭祀：トートーメー）の承継及び管理の話し合いに司法書士も同席し、過去のわだかまりや懸念事項も払しょくすることができ、永代供養する方向で決まりました。

次に遺産分割協議については、トートーメーの話し合いが無事決着したこともあって、異母兄弟の相続人７人全員が金銭分配を辞退し、換価した金銭はAさん、Bさん、Cさん３人で分配するということで円満に解決し、これを機に親交も築けたとお互い大変喜んでました。

そのほか、税金面については沖縄相続遺言相談所が提携している税理士さんと連携して対応し、本件では居住用不動産売却の特別控除を利用できたことから相続税及び売却時の税金の負担はほぼゼロで終えることができました。
※注1：司法書士は遺産分割協議の代理人となることはできません。あくまでご依頼者のご要望をベースに相続手続きのサポート業務となります。
※注2：相続人間で明らかに争いが顕在化している場合の相続手続き（裁判等）は弁護士の分野となります。

沖縄相続遺言相談所ではお気軽にご相談いただけるように、初回無料相談を行っております。
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